未経験からエンジニアになった話

engineer

こんにちは。たつどんです。
今回は未経験からエンジニアになりたいと考えているかたに向けて、実際に未経験からエンジニアになった自分の経験を記事にしてみようと思いました。

データ入力から始まり、テスター > プログラマー > 客先常駐SE > 外資系SE > 大手SIer を経て、現在は外資系企業の情シスで仕事をしています。

目次

エンジニアに転職した理由

以前は車が好きで自動車整備の仕事をしていました。仕事は楽しかったですが収入が低くて悩んでいました。
転職を決意したきっかけは、愛車の維持が金銭的に難しくなってきたことでした。自動車修理の仕事を辞めたのは26歳の時です。
辛い決断でしたが、「好きでも続けられない」という現実を受け入れなければいけませんでした。

未経験からでもエンジニアになれる

私は専門学校を中退していて自慢できるような学歴はありません。実際、転職活動では20社は求人に応募しましたが殆ど書類審査で落ちました。
しかし私は未経験から27歳でIT業界に転職できました。なので不可能なことではありません。
エンジニアになった後、30歳の時に外資系に転職をして、初めて仕事で英語を使い始めました。
40代半ばの現在は外資系企業のIT部署で複数のグローバルITプロジェクトを管理しています。
自動車整備の時の年収は250万円弱でしたが、今は1,200万円になりました。

大切なことは勉強を続けること

IT業界へ転職したと書きましたが、最初は国内IT企業のデータ入力のアルバイトでした。

仕事の時間はデータ入力をしていましたが、仕事が終わってからは本やウェブサイトを見ながら独学でHTMLやイラストレーター、PHPの勉強をしました。
通勤電車の中で技術書を読み、週末は自宅サーバーを構築してPHPやJavaプログラミングの勉強をしました。

初めは本を読んでも理解できなかったものが、何度も読んでいると点と点が線で繋がる感覚が次第に増えてくるようになって勉強が楽しくなっていきました。
ITも自動車整備も同じ技術職なのだと考えるようになり順調に知識を付けました。得意な自動車修理の技術を学ぶのと同じようにITの技術を吸収していくことができました。

自分の中の発見だったのが、「勉強が嫌い」だと思っていたのですが「人に言われて勉強すること」が嫌いだっただけで、自分がやりたいと思ったことに対しては没頭するほど勉強が好きだったということです。

幸運は引き寄せる

仕事中は相変わらずデータ入力をしていましたが、データ入力の仕事が無い時はシステムのテストをするように指示がありました。
単に手が空かないようにするための調整でしたが、これをきっかけに雑談の中で私がHTMLやプログラミングの勉強をしていることを管理者に話してみました。
すぐにプログラマーになるようなことはありませんでしたが、認識してもらったことが良かったです。
システム開発でエンジニア不足になることは頻繁にありました。そして声がかかります。

「開発もやってみる?」

開発チームに入れてもらい、プログラミングの仕事をさせてもらうことになりました。

スキルアップできる環境に身を置く

仕事の後や週末に独学を続けるのはよっぽど好きなことならまだしも、みんなができることではありません。ですが、毎日8時間仕事をしながら学ぶのは普通にみんながやってることです。
何かでスキルアップしたいときには仕事で覚えるのが一番の近道です。

プログラミングや設計を3年間ほどやりだいぶ慣れてきたときに、外資系IT企業に転職しました。
仕事をしながら英語の勉強をしたかったからです。しかし、これは大変でした。
言葉の壁よりも文化の違いのほうが大きな課題だったからです。どちらの文化が正しいということではなく、「違いがある」ことをありのままに、受容したり回避しながらプロジェクトを完了させる必要がありました。これが理解できるようになるまでに多くの苦労を経験しましたが、グローバルプロジェクトに自分の身を置いたことで学びが多くありました。

やっぱり大切なのは学び続けること

「ITエンジニア」の仕事は技術職であり、また、経験則の仕事であると言えます。
仕事での気づきと学びによる成長も多いですが、気が付けば意外とブレずに元々興味がある方向へ進んでいたりします。

最初は「ITの仕事がしたい」とざっくりした考えでしたが、開発チームに入り技術者になる道を選んでいました。
技術力を身につけたら、その技術力を足掛かりに外資系IT企業へ転職して英語を勉強していました。
英語を話すようになったら仲の良い外国人の友達もできてコミュニケーションが上手になりました。また、仕事でも多様性の受け入れかたを考えるようになりました。

好きなことは強みになる

振り返ってみると当初は考えもしなかったところに「自分の好き」や興味があったと気付かされることもありました。
「技術職」と「異文化コミュニケーション」は仕事そのものです。「自分の好き」に導かれて今この仕事をしているのだろうと思います。

おわりに

私は未経験からエンジニアになりました。そして、結果的に収入も増えて車趣味を楽しむ余裕もできました。
エンジニアは技術職です。経験を積めば学歴は業務上何の影響もありません。
言い方を変えると「実力社会」でもあり大変な面もありますが、学び続けることで乗り越えていけるでしょう。

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